お知らせ

😊「このおまんじゅう、好きだったんですよ」

😊「口にちょっとだけなら、いいかなって…」

　ご家族のそんなお気持ち私たちもよくわかります。大切な人に、好きだったものを食べさせてあげたい。　　　　　　　　　　その想いは、私たちにもよく伝わっています。でも、経鼻や胃ろうで栄養を取っている方にとっては、”口から食べる”という私たちにとっての当たり前のことが、命に関わることもあるんです。

　”食べること”は、確かに人生の楽しみのひとつですよね。でも、今のご本人が『なぜ経管栄養になっているのか』・・・　　　飲み込む力が弱くなっていたり、食べ物が気管に入りやすくなっていたりする、そんなご本人のからだの状態について、　　　　今一度、思い返してほしいと思います。

　”食べない”という選択肢がいちばんの思いやりになることもあります。口から食べることで、誤嚥や肺炎という負担や苦痛につながり体調を大きく崩すきっかけになることもありますので注意が必要です。

だからこそ、『どうすれば楽しめるか』というよりも『今のご本人にとって、何が一番安全で穏やかなことか』も、一緒に考えていけたらいいなと思っています。『食べさせてあげたい』というお気持ちを”見守ること”に変えていただけたら、それがご本人の安全と安心につながります。

以上、ご本人のためにも、そっと心にとめて頂けたらと思います。　　　リフレア上土有料老人ホーム　ケアマネジャー